今日は、祭日。朝から相棒と2人でエアコンクリーニングに伺いました。
最近は、複数台のご依頼の場合、メインがたいていお掃除機能付きのタイプで、あと他の機種が、普通のタイプという依頼が多いです。
お掃除機能付きのエアコンとは、フィルターのホコリを自動的に取ってくれる機能がついたエアコンです。
よく「エアコンはお掃除機能がついているから、掃除は必要ない」という方がいらっしゃいますが、掃除はフィルター部分のみで、内部の羽根や熱交換器(ラジエターのような金属部分)などは、カビやホコリで汚れていきます。
その部分を、私達は洗浄します。それがエアコンクリーニング作業です。
そのうち、販売している安価なエアコンもお掃除機能付きになっていき、機能がないタイプは少なくなっていくのかなあと思います。ただホテルや寮など大量に設置されるような用途の場合やサブ的な部屋への設置など、普通の壁掛けエアコンの需要も残り続けると思います。
個人的には、自分でフィルターの掃除ができるのであれば、お掃除機能なしのタイプをおすすめしますが、電気店に行くと勧められるままに購入すれば、お掃除機能付きを勧められるでしょう。
お掃除機能付きのエアコンは、ノーマルタイプのエアコンの表面に覆うように、装置が追加されているため、余計に内部を観察することがしにくく、気がついたらカビだらけということが多いですし、内部も乾燥しにくい構造の物が多いです。
パナソニックさんのような外部にホコリを排出するようなタイプは、排気ファンが詰まっていて機能が果たせていないものもあり、ダイキンさんのようにボックスにホコリを溜めるタイプの場合、ホコリが満タンにケース内につまり、お掃除不要という言葉が誤解されていることもあります。
どんなエアコンもメンテナンスは、必要です。
一言でお掃除機能付きエアコンと言っても、機種ごとに分解方法は、まちまち
私が、大手のハウスクリーニング業者で勤務していた頃は、年に1回くらい、各メーカーの分解方法の研修を受けて、お客様のご依頼を受けていました。
ただ、全機種をばらすわけではないので、基本となる機種を教えてもらい、あとは、場数で経験を積んでいくしかないです。今でも大半のエアコンクリーニング業者はその方法で新機種に対応しています。
今は、民間でそういった、分解方法を有料で教えてくれるところも、何社かあります。
またエアコンクリーニング主体で行っているところでは、既存機種の応用が効かない新機種の場合、自社でエアコンを購入して、分解して現場に向かっている会社もあるようです。
私は、現在、前者のエアコンクリーニングの研修が受けれる、民間業者から分解方法を学んでいます。ほぼ前年のタイプからの応用で分解できますが、大幅にリニューアルされた機種が出た場合は、参考にしたりします。
今日行った、機種は、
日立 RAS-JT22FE4(w)2016 年式
ダイキンAN40PRP-W 2013年式
でした。
2台共、よくあるお掃除機能付きの機種です。
日立の方は、パナソニックのように掃除機が移動するけど、外には排気せず、左のボックスに埃を溜めるタイプ。
ダイキンの方は、フィルターが動いて、ブラシで埃を絡め取って、手前のボックスに回収するタイプです。
大ざっぱに言って、分解の時間は、日立のほうが3倍?くらいかかりますし
行ったことがない方は、配線の取り回しなどで、時間がかかると思います。
分解してると、設計したメーカーの人?の性格というか、苦労して考えたのかな?っていうのが感じられることがあります。※大抵の機種が感心させられます。でも、これだけ考えても中はカビ生えるんですよね?てつぶやいてしまします。笑
メーカーが違えばもちろん全く、作りが違います。メーカー、年式が同じでも、同じ年に3パターンくらいの機種が出て構造が違う年式もあリます。
2003年のナショナルの機種の頃から、お掃除機能付きは、メーカーごとに17年経過してるので、毎年新機種が出て、その都度、分解を経験していく。
メーカーは、パナソニック、ダイキン、シャープ、三菱、富士通ゼネラル、日立、東芝などなど。フナイとかもあったね。最近ではアイリスオーヤマも見かけたです。アイリスさんからエアコンが出るとは、昔は想像も付きませんでした。
時代は変わったものです。
なので、すべての機種の分解方法を把握している人はいないでしょう。
皆、応用と経験で行っています。
それを繰り返して、今に至っています。
エアコン買い換えようかな?楽天市場で、工事費込みのエアコンを確認してみる
現在ハウスクリーニングをメインで行っていた業者で、エアコンクリーニング専門店に移行してしまった業者さんも多いです。エアコン作業は利益率もいいし、人員教育もしやすく、ハウスクリーニングに比べて、人による作業品質の違いが少ないので、ビジネスとして効率を求めるなら、エアコンクリーニングにシフトしていくのもわかる気がします。
ただ、ちょっと寂しい気もしますね。
エアコンクリーニングは、お客様との対話がどうしても少なくなる気がしますので。
掃除の方法とか、身近に説明できることが多いのが、水回りの掃除や室内の掃除です。
ただ、出会いのツールとして、当店を知ってもらうには、エアコンもありなのかもしれません。きっかけとして知ってもらい、普段の掃除で当店を使っていただければありがたいですね。
エアコン専門に移行して、付随してハウスクリーニングを断っていらっしゃる業者の方、おられたら、声かけてほしいですね。。
無理かな。。。笑
まあ、そんなこんなで、お掃除機能付きエアコンについての思いを書いてみました。
あなたも、エアコンのフィルターがきれいに見えても、その奥を見てみてください。
あと、風の吹出口も。
びっくりするくらい、カビが生えてるかもしれませんよ。