マンションベランダの掃除の需要
マンションにお住まいの方から、ベランダの掃除をしてほしいと、ご依頼をいただくことがよくあります。
昔は、窓掃除にお伺いしたときに、同時に行わせていただくことが多かったですが、今では、単体でご依頼いただくことも多くなってきました。
基本的に、マンションのベランダは、共用部分となっていて、ガラスサッシ、外壁、階段、廊下、エントランス、エレベーター、給排水設備、ガス配管設備、電気設備などと同じ扱いです。
水場やサービスシンクがベランダやバルコニーにない場合、なかなか掃除ができずに手に負えなくなって、掃除の依頼があるという感じです。
中古物件の原状回復でも、ベランダは改装されない
普段お住まいのマンションのベランダ掃除は、そういった原因で依頼を受けるのですが、私は、中古のマンションの、フルリノベーションやフルリーフォームの原状回復時の美装を何千件とやってくる中で、部屋はきれいに改装するのですが、共用部分のベランダやガラスは、基本的に取り替えないです。
つまり、部屋の中は新品に変わっていますが、窓まわりとベランダ、玄関ドア周辺は、既存のままです。
なので、築30~40年経過した昭和50年代に建てられたマンションでは、使い方によっては、サッシやベランダがボロボロの場合があります。
しかし、共用部分ということで改装せず、掃除(洗い)で対応ということが大半です。
昔のサッシは気密性もなく、パッキンやクレセントも傷んでいたりして、内窓を新規で設ける物件も増えています。(要するに2重サッシなので、汚れてるサッシ+新規サッシで仕事量が2倍になります)
ベランダの床のペンキの塗替えやエンボスシートの張替えなどは、マンション側の大規模修繕時での対応になります。
おのずと、その既存部分の汚れは大規模修繕時まで蓄積して、取れにくくなったり、物自体を劣化させてしまいます。
原状回復では、その共有箇所を室内の新品部分といかにバランス良く清掃できるかが要になります。
どうしても、室内が新品になれば、既存部分の汚れが目立ってしまいます。
なので、掃除でなんとか対応したいと思うのですが限界もあります。
ベランダの床が傷んでいたり、サッシが錆びていたり、過去のお住まいの方や原状回復の業者の掃除の仕方が悪くて、傷んでいることも多々あります。ビート(ゴムのパッキン部分)なども、カビがくい込んでいると完全に除去は難しいので、交換するかコーキング処理を施すことになります。
それでも、できる限り、はずせる窓は外したり、床も手作業や高圧洗浄機などを使ってきれいにしていきます。
先日もベランダとガラスをきれいにしてきました。
築30年以上のマンションのベランダとガラス・サッシ。
窓は、合わせガラスなど、重すぎる場合を除き、外せるものは外します。
サッシも少しやにが、付着しています。
まだ、汚れはましな方かな?
ガラスも曇って、向こうが見えないです。
床には、ハトのフン。ご依頼いただいた方からも念入りにお願いしたいとのこと。
特殊な洗剤ですっきり。
きれいになりました。
反対側。
ガラスも透明に。
水回りは、新品です。
今回サッシの汚れ、撮り忘れたので、また撮影して掲載しますね。
物は古いですが、掃除したらいい感じになりました。
今回は、高圧洗浄機を使わず、全て手洗いで行いました。
ベランダの溝が浅くて、水が階下に漏れる可能性もあったので。
ベランダ掃除にお困りでしたら、ご連絡ください。