ご家庭で、昔からハウスクリーニングのご依頼が多い箇所としては、キッチン廻りになります。
換気扇やレンジフードなどの吸込口のフィルターや羽根(ファン)部分が油やホコリ、ヤニ汚れなどでベタついたり、ひどくなると油が垂れてきたり、吸い込みが悪くなり、室内の壁などにも汚れが拡がっていきます。
キッチンは、毎日食材を料理し、水分や油汚れが周囲に飛散して、手入れを怠ってしまうとすぐ汚れてしまいますね。
一旦汚れが付着すると、その汚れに次の汚れがつきやすくなり、その汚れを放置すると汚れが層になって落としにくくなります。
汚れていなくても、サッと拭いたり、定期的にどのくらい汚れているのか、フィルターを外したりして点検することをおすすめします。
目次
昔のキッチンの掃除や汚れについて
いまお掃除に困っているあなたとしては、以下のお話はどうでもいいことなのしれませんが、過去の時代を知っているからこそ、今の設備のお掃除に対しても心をこめて対応させていただけると自負しています。なので少し書いてみますね。
私がこの業界に入った30年位前は、レンジフードも今のように深型のものは、少なく、ターボファン型(浅型)の汚れが回収しにくい構造のものが多かったです。
こんなタイプですね。
内部に油を撒き散らして、その油を集める仕組みもないので、隙間から油が染み出ていました。
一戸建てでも、フード(屋根のような部分)もなく換気扇がキッチンの壁にそのままついていることも多く、発生した油煙などが部屋に循環して、壁面の化粧合板(ビニールクロスも少なかった)が油でベトベトになっていることも多かったです。
化粧合板の表面も木目が印刷されているタイプで、洗剤で拭き掃除すると油と一緒に木目のプリント合板の模様まで取れてしまう。(笑)
タバコを吸う方も、換気扇の前で。。というような遠慮もなかったので、部屋中が真っ茶色というお宅もかなり多かったです。換気扇のあるキッチンにその煙は集まっていき、キッチンは室内の空気の煙突状態。
それはよく汚れていました。
コンロも、当然のようにIHクッキングヒータなどもなく、魚焼きも皆さんよく使われていました。今では魚焼きグリルがあっても使わない方が多いです。
フライパンで蒸し焼きにしたり、スーパーで出来てるものを買って来て、電子レンジで温めて食べると言う方も多いです。
ご年配の方は、洗剤などの使い方自体を知らない(その習慣がない)、水拭きするしかないので、ベタつきがどんどん積み重なっていってましたね。
もちろんキッチンは油煙やヤニ汚れが集まる場所なので、食器棚や床もベタベタになりがち。
電化製品(冷蔵庫・電子レンジ・ポット・トースター)なども、手垢などでよく汚れていました。
収納家具も今ほど機能性なものも少なく、棚の中などに入れず、ビニール袋にすべて個別に入れて、食器棚の上につみ。片付けられないから埃なども室内に溜まりやすく、それが固着して備品などすべてべたべた。
でも、今は、換気扇の性能もよく、禁煙されている方も多く、魚も家で焼かないなどいろんな場所の掃除がしやすくなっていますし、いろんな洗剤も豊富で、一般の方でも掃除の方法などに詳しい方もネットの影響なのか多くなってきました。
換気扇は、フード付きが当たり前、掃除が必要ない、羽根を洗浄してしまうという機種を発売するメーカーも出てきました。表面素材をテフロン加工したり、コンロの周囲のキッチンパネル壁も目地もなく、平坦で光沢もあり熱に強い素材で掃除もしやすく耐久性も良くなりました。
もちろんコンロは、IHクッキングヒーターで五徳などはありません。
料理が済んだら、さっと一拭きすればいいのです。
オーブンなどもグラタンとかパンなどを自宅で焼くことがすくなくなったため見かけることが少なくなりました。その代わりにコンロ下は棚に、その横には食器洗浄機が幅を利かしていますね。
時代の変化がご家庭に掃除にお伺いしていても、感じます。
最近のキッチンお掃除事情
こうやって見てきますと、掃除はしやすくなって、良い事づく目のように見えますが、最近は全体がキレイがゆえに、ちょっとした汚れが目についたり、除菌や防汚などの面から掃除を考えていくと、まだまだ奥の深い分野だと考えさせられます。
また生活環境も昔とは変わってきていることも言えるかと思います。
夫婦共働きで、家で料理する量が、昔より減ってきているという方、とくに若い方は多いのではないでしょうか?
ただ、パートで働いて家計を支えておられる主婦の方などは、そうそう外食ばかりに費用をかけてもいられませんから、やはり忙しい中でも自宅で料理を作ることになりますよね。
でも仕事と家事、そして子育ての両立は本当に大変だと思います。
だから掃除にそんなに時間をかけれない。
キッチンやお風呂、トイレ、部屋の掃除機がけなど一通り、真面目に行おうと思えば、半日はかかってしまいますから。
- できたら掃除は、誰かにやってもらいたい。
- せっかくの休みは、家事ではなく家族で休日を楽しみたい。
- 自分の好きなことに時間を当てたい。
そういった方が、最近は急激に増えていますね。
またご年配の方も、昔は自分で掃除してたのに、
腕に力が入らず掃除が難しいとか脚立に登って高いところの掃除が怖くなったとか
換気扇の分解も億劫になったなど
以前と同じようにキレイに保ちたいとか
子育ても終わったので、余暇に時間をかけたいので家事は、誰かに任せたいという方も増えています。
以前お伺いしていたお客様なども、キッチンの設備などは入れ替えの時期になってきています。ご年配の方のキッチンのリフォームのお手伝いもさせていただくことも増えました。
キッチンのお掃除サイクルの目安について
よく、ご依頼のあるレンジフードや換気扇などの掃除は、年に1度位が目安です。
システムキッチンの表面や、電化製品(冷蔵庫や炊飯器、ポットなど)の表面の手垢汚れ、床掃除などは、本来は毎日掃除が理想ですが、誰かにやってもらうとなると、最低2週間に一度位が理想です。
あとIHクッキングヒーターなどコンロ周囲の汚れも2週間に1度位のお手入れで、汚れの固着を防げます。
よくヒーター周辺のガラストップが円形に黒くなっているお宅がありますが、やはり使ったあと、さっとひと拭きしておくと、よほどのことがない限り、あのようにはなりません。
キッチンパネルの壁面の表面に飛び散った油汚れの点々も
日頃のお手入れは自分で行い、2週に1度、あるいは最低付に1度でも、ハウスクリーニングのサービスを使っていけば、綺麗さはずっと保てると思います。
キッチンクリーニング詳細
H3タイトルバー
H4タイトルバー
H5タイトルバー
サービス内容 | 料金 |
---|---|
円~ | |
円~ | |
円~ |
※上記に載っていない作業内容など。
・
・ボックス例
・
・その他